日本と世界をつなぐ。

NY生活10年を経て帰国した29歳会社員の中身

2013年を振り返って

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狂言でカーネギーの舞台に立てる機会を、

ビザによる強制退国でフイにしたり。

九州一周旅行で、知覧特攻平和会館を訪れ

自身の覚悟の甘さを痛感させられたり。

日本のイラストや酒文化を発信する

二つの事業をスタートさせたり。

TABLE FOR TWOやLions Clubの活動に

一心不乱に打ち込んだり。

四年半お世話になった会社を退社したり。

ーーー

人生の中でもまれにみる激動の一年

でしたが、確かな手応えを感じます。

仲間達にどれだけ支えられて、

どれだけ刺激を受けているか。

良い人に恵まれ続けた一年でした。

大切な繋がりがあるから新しい一歩も

躊躇無く踏み出せます。

今年も、本当にお世話になりました。

日本を世界に発信するということ。

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日本文化やサービスの質は優れているのに、
世界でスケールしないのは、世界が日本の
質を理解していない・知らないからだ、
という論法に大きな違和感を感じます。
 
日本の文化やビジネスプランが優れてる
とはいえ、そのまま海外に持っていっても、
販路拡大に過ぎず、宣伝費にモノを言わせ
露出を増やし一時的にバズることが出来ても
その土地土地が持つ風土に浸透しない限り
スケールも安定もしません。
 
優れたコンテンツがあることは絶対ですが、
日本人が優れていると感じている点を
マスを使った宣伝やイベントで押し付ける
のではなく、各ターゲット地域・属性に
有ったマーケティングを展開し、効果測定・
検証を続ける事が必要だと思います。
 
それはすなわち、
世界の声を聞くことだと思います。
 
日本が素晴らしいと感じている点と、
世界が素晴らしいと感じている点は、
必ずしも一致するわけではなく、
ギャップを認識して潰していく事、
本当の意味で世界との対話をする事が、
これからの日本の海外進出において
一番必要な事ではないでしょうか。
 
 

日本酒を酌み交わす日本文化

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酌をする、乾杯をする、酌み交わす、

という一連の流れは、日本人の心意気を

象徴する素晴らしい文化だと思う訳です。

 

相手の猪口にどのくらい酒が残っているか、

と、常に相手を気遣う心。

 

どうぞ一杯、と、銚子でお酒を注ぐ時には、

自分の心ごと相手に注いでいる訳です。

 

注いでもらったお酒で互いに乾杯して、

飲み干す時には、相手の気持ちごと

一息に飲み干している訳です。

 

肝胆相照らす仲とは、

そんな間柄を指すのでしょうか。

そういう相手と吞む酒は、

また格別に旨い。

 

酌をする、受ける、という動作を、

繰り返すたびに、

なんとも言えず乙な味わいを覚えます。

 

 
 

電子書籍リーダーKindleの衝撃!

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昔から本が好きで、幼稚園からずっと

本の虫をやってきていました。


そんな僕にしてみると、装丁や紙に

全くコダワリがないKindleの出現は、

邪道にしか映らず、頑なに本屋に

通い詰めていました。

ただ、今回急に日本に帰国することとなり、

本を買いにいく余裕が無かった事と

Ipad Miniを先日購入した所だったので、

試しにKindleを買ってみました。

すると・・・

コレはやばい!!となったので、

何がやばいか3つにまとめました。


衝撃1)とにかく軽い!


普通に手荷物として機内に持ち込んだら、

重くて仕方ないであろう10冊の本が、

Ipad Mini 331gに収まってしまうんです。

なんという衝撃!


衝撃2)気になったページを簡単登録!


左上、もしくは右上を軽くSwipeするだけで、

簡単にマイページに登録することが出来ます。


あえて文句をつけるなら、マイページは

各書籍ごとに設定されていて、

「他の本のあれ、なんだっけな?」って時は、

一度その本を閉じて、その気になった本に

アクセスしなおす必要が有ります。


Amazonの同一アカウント内なら、

全てのお気に入りに登録したページに

アクセスできるようにして欲しい所です。


衝撃3)日本の本を安く買える!


なんといってもこれです!

アメリカで日本の本を買うと高いんです。


日本のクレカさえあれば、

Amazon.co.jpから断然安く買えます。

今はオンライン口座も簡単に開設できるので、

工夫次第で大幅に支出を抑えられます。


===


アマゾンがほぼ独占するアメリカとは違い

日本の電子書籍リーダー業界は、様々な

出版会社が版権を所有している為に

混沌とした状況になっています。


紀伊国屋(Kinoppy)には無いけど、

Amazon(Kindle)には有って、

角川(BookWalker)には無いけど、

凸版出版(BookLive!)には有る。

といった具合です。


自称愛読家としては、一刻も早く、漫画・

雑誌・小説、なんでもアクセス出来る

一つのプラットフォームの出現が待ち遠しい

ですが、版権絡むので当分難しそうですね。


Kindleの衝撃。それは印刷業界が、

電子書籍が持つ利便性、低コスト性、

参入障壁の低さ等に対する脅威を認識し、

既存のビジネスモデルから脱却して、

強みを活かしたピボットを行わない限り

衰退していくと確信させられたことでした。


===

【飛行機の中で読んだ本達はコチラ】

・形なきモノを売る時代

・キャズム

・The Start Up Manual

・クラウドソーシングの衝撃

・起業家2.0

・サイバー・クライム

・現代霊性論

・始めよう。瞑想

・私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。

・Body Reset(高城剛)

・禅的生活


高城剛成分高めです笑。

この人、面白いです。

 

 
 

FacebookとHPの使い分け方法は?(スタック型・フロー型)

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FacebookとHPのそれぞれの特性について
考察を述べたいと思います。
 
【FBのメリット:情報の拡散性】
 
1)友達にリアルタイムで情報発信できる。
2)多くの人に閲覧される可能性がある。
(※Like/Shareされた場合)
3)Facebook pageなどを使えば、
団体・ブランド発信も手軽に行える。
4)ファンと交流できる。
 
【FBデメリット:情報のフロー性】
 
1)過去情報にアクセスしにくい。
2)情報が蓄積されない。
リアルタイムで友達が見ているか、
多くの人にLike、Shareされる以外、
大半の情報は流れていってしまいます。
 
【FBまとめ】
 
Facebook発の情報は、
短期的に爆発力はありますが、
コンテンツとして蓄積しにくいと言えます。
 
それに対して、HPはどうでしょうか?
 
【HPメリット:情報のストック性】
 
1)多くの情報を蓄積出来る。
ナビゲーションの設置方法如何で、
アクセス性を高めることが出来る。
2)ブランドイメージを発信したい場合、
かなりの部分までカスタマイズ出来る。
 
【HPデメリット:情報の閉塞性】
 
1)アクセス対策が難しい。
ブックマーク登録サービスや、
プレスリリースで取り上げられる以外、
トラフィック獲得がボトルネックです。
 
SEO対策はマストですが、
中長期的な対策が必要なため、
即効的な効果は見込めません。
 
【HPまとめ】
 
HPは、自分が発信したい情報を蓄積でき、
ブランドイメージ発信を可能とします。
反面、爆発力には乏しく、アクセス対策が
一番のボトルネックだと言えます。
 
===
 
上記の事から、Facebook、HP、
各々の特性を活かしたメディア戦略が
必要だと言えます。
 
具体的には・・・
 
HPで正しいブランドイメージに即した、
コンテンツ・メッセージ戦略を構築する。
(※ブランド本体)
 
FBで訴求したいターゲットを想定し、
時間帯・メッセージなどを吟味し、
爆発力を高める目的で投稿を行う。
(※爆発力を高める広告媒体)
 
WEB上で何を発信したいか、
という所から逆算して、
HP/FB各特性を理解した上で、
仮説・検証・改善のサイクルを
すごいスピードでまわす事が
WEBでは求められます。
 
 

最近よく聞くクラウドソーシングって何?

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先日リリースしたUrDesignも、
何を隠そうクラウドソーシングの一種です。
 
では、クラウドソーシングとは、
どういう意味なんでしょうか?
 
===
 
クラウドソーシングの”クラウド”には、
Cloud(雲=ネットワーク)
Crowd(群集)
の2つの意味が込められています。
 
Cloudとは、コンピューターネットワーク
の事であり、ネットワーク、サーバー、
ストレージ、アプリケーション、サービス
などの構成可能なリソースに対して、
リアルタイムにアクセス・共有する事が
できるシステムをさします。
 
「サービス例」
・Itunes
・Dropbox
・Google Docs
 
Crowdとは、群集を指します。
インターネットの発達を受け、自分では
出来ない業務や時間だけがかかる雑務を、
不特定多数の専門知識を持った人等に対して
外注が出来る仕組みの事です。
 
知的生産力やコンテンツなどを、
多数の人々から集約して、
事業成果を得ることを目的にしています。
 
つまりクラウドソーシングとは、
「インターネットのメリットを活かし、
専門知識をもった群集の力を借り、
業務成果を効率・最大化する。」
仕組みの事だと言えます。
 
===
 
UrDesignは、ネットのメリットを活かし、
世界中の日本人イラストレーターに、
自分が求めるデザインを依頼出来る
サービスを目指しています。
 
依頼側は、世界中のイラストレーターから
気に入ったデザインを選ぶことが出来、
制作側は、世界中どこにいても、
腕次第で受注でき、活躍する事ができます。
つまり双方向にメリットがある場所を
オンライン上に作ることを目指しています。
 
終身雇用を始めとした既成概念が崩れ始め、
ネットの発達によって、自分の実力次第で、
場所・時間の束縛が無くても、生きていく
事が出来る時代が来ています。
 
こういう時代だからこそ、
自分の目指す姿を見据え、
常に牙を研いでおきたいです。
 
 

今思うこと。

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「自分のコトバで伝えたい」
 
どっかで聞いたような、
めんどくさい単語とか、
論理とか全部とっぱらって、
シンプルに自分の感情を伝えたい。
 
「ずっとワクワクしていたい」
 
見たことのない場所とか、
初めての経験にふれて、
仲間とか家族と一緒に
死ぬまでワクワクしていたい。
 
「自分が信じるモノを形にしたい」
 
日本。イラスト。日本酒。狂言。
リーダーシップ。仲間。NPO。
場所。家族。子供。海。IT。世界。
 
まだまだ自分には出来ることが
山ほどある事に感謝!